大人の初心者にも優しい
「将棋ルーム まかろん」に行ってきました!
月に1度開かれるこの教室、
最近は将棋教室の一角でやるようになりました。
なので、図らずも子供の将棋教室の見学も兼ねている気分(笑)
「まかろん」主催の2人の先生、
中村先生と倉形先生は女性の先生で
LPSA公認のインストラクターです。
(LPSAとは日本女子プロ将棋協会の事です
私は某場所で中村先生に会い、
この「まかろん」の存在を知りました。
中村先生は穏やかで小柄な柔らかい雰囲気の若い女性です。
偏見かもしれませんが
「将棋の先生=おじいちゃん先生」のイメージがあったので
はじめ職業をうかがった時
「えっ将棋の先生なの?」と驚きました。
偏見ついでに「将棋教室」と言うと
・厳しい、怒られそう(特に下手だと身の置き所のない感じ)
・入りにくい(想像がつかない)
・おじさんとかおじいさんが多そう
と思っていました。
で、実際の「将棋教室」です。
私が「まかろん」の参加者としていく時間は13時から17時。
行くと「まかろん」の参加者と、
もともとの将棋教室の生徒さんたちがいます。
この時間は、ほぼ小学生の子供たちとたまに付き添いの親御さん。
だから、「おじさん」としては
将棋教室の先生と教えてくださるプロの棋士。
そして「まかろん」の生徒達。
この時間は「まかろん」の生徒分多い感じですね(笑)
正直なところ、雰囲気は最初「入りにくい」です。
独特の雰囲気があります。
ただ、少し居ると「気にならなくなる」のが不思議。
「まかろん」主催の先生たちも気軽に声をかけてくださるし、
教室の主催の先生も
優しい雰囲気で声をかけてくださるからかなぁ。
教室の中は、小学生位の男の子たち
(女の子はあまり見かけないですね)。
10人前後の子供が対局したり、休憩したりしているのですが、
取っ組み合いの喧嘩だとか、口論は見た事がない(笑)
かといってシーンとしているわけでもなく
「和気あいあい」なんだけど「真剣」な感じ。
先生達の指導も見ていて「頭から否定する」事はまずなく
「他に道はないかな?」
と自分で考えさせるし、いい手の時は
「これはいい手だよ、こうなって、こうだからね」
と褒めて伸ばしてくれます。
正直、ここに来て、はじめて
「息子がもう少し大きくなったら将棋を勉強させたいな」
と思うようになりました(息子只今1歳5ヶ月(笑))
子供達の集中力もすごいし、
駒の動きを感覚で覚えてしまっているので、決断が早い。
そして、礼儀作法もしっかり身につくのは
将棋教室に通うからなのかも?と思いました。
お菓子を食べながら指す子はいないし、
対局中邪魔する子はいません。
「よろしくお願いします」「ありがとうございました」
は必ず言います。
そういえば、「自分の事だけ考える」と勝てない競技のためか、
今回こんな体験をしました。
教室に向かう途中、「ワクワク詰将棋」という本を
片手に道を歩いている子を前方に発見!
信号で立ち止まると本を読む光景、生ではじめてみました(笑)
案の定、この将棋教室の生徒さん。
彼に私たちは後ろから追いついて、
一緒にエレベーターに乗ったのですが、
乗るまで「開」のボタンを押して待っていてくれて、
「何階ですか?」と自然に聞いてくれる。
降りる時は「開」のボタンを押して待っててくれる「小学生」。
大人みたい…。
少々おばちゃん、感動してしまいました( ´ ▽ ` )ノ
そうそう、将棋をしていると賢くなる、
というイメージありませんか?
というイメージありませんか?
確かに賢くなると思います(笑)
策を練って、対戦。
何手先かまで読みながら、策を試し、
結果が出たら、それについて戦った相手と話す。
そしてまた次の対戦者に向けて、策を練って…。
これって、よく業務改善(トヨタとか有名ですよね?)などで
有名な「PDCAサイクル』じゃないですか!
計画を立てて、行動して、行動結果を確認して、改善点を考える。
何手先かまで読みながら、策を試し、
結果が出たら、それについて戦った相手と話す。
そしてまた次の対戦者に向けて、策を練って…。
これって、よく業務改善(トヨタとか有名ですよね?)などで
有名な「PDCAサイクル』じゃないですか!
計画を立てて、行動して、行動結果を確認して、改善点を考える。
それを元にまた、計画立てて…、の。
個人的に将棋は対戦した後に行う「感想戦」があるのが、
ポイントなのかな?などと思っています
個人的に将棋は対戦した後に行う「感想戦」があるのが、
ポイントなのかな?などと思っています
今回ちょっと面白い話を小耳に挟みました。
何回かご一緒している「まかろん」の生徒さんで
可愛い娘さんとパパがいます。
そのお嬢さん、「コマ落ち」
(相手になる先生とかうまい人が駒を少なくする)
はやりたがるけど、
はやりたがるけど、
「平手」(全部駒が揃って対等にやる)
は、やりたがらない、との事
は、やりたがらない、との事
お嬢さんのパパ曰く、
「娘は負けず嫌いなので「負けたくない」から
「娘は負けず嫌いなので「負けたくない」から
「勝つことだけやりたい」のでコマ落ちが良い。」
どうやら、それを見かねたのか
自宅でそのパパはコマ落ちで、
自宅でそのパパはコマ落ちで、
お嬢さんをフルボッコにして泣かれたらしい。
…そのお嬢さんの気持ち、よくわかるわ(笑)
「もうパパとはやらない!」と言われたに違いない。
「もうパパとはやらない!」と言われたに違いない。
なぜなら、私も同じタイプで同じような経験をしました。
小学生の頃、家族とカードゲームや麻雀をやると
決まって負けていました。
負けず嫌いだから、やる度、悔しさだけ残る。
どうすれば勝てるのか、聞くのも癪にさわる。
決まって負けていました。
負けず嫌いだから、やる度、悔しさだけ残る。
どうすれば勝てるのか、聞くのも癪にさわる。
挙句に「もうやらない!」と完全にヘソを曲げました。
そして、私のせいで(笑)我が家では
勝ち負けを運以外で決めるゲームはしなくなりました。
そして、私のせいで(笑)我が家では
勝ち負けを運以外で決めるゲームはしなくなりました。
そう思うと、お嬢さんがうらやましいですね。
だって私と似ている彼女ですが、決定的に違うのは、
今「まかろん」に来て、勝ち方を学んでいるという事。
「勝てる外側のノウハウ」ではなく「勝つための基本の思考法」
つまり「目的に向かうために、冷静に物事を考える方法」です。
できてしまう人には空気のような当たり前の思考法なのだろうけど、
私のように学ばず大人になってしまった
「負けず嫌いでかつ、単細胞の人間」には、
噛み砕いて教えてもらって初めて気がつく思考。
将棋の考え方は、物事を冷静に考える上での
基本のひとつ、なのかもしれません。
小さい頃に本当に学んでおきたかった…。
いやいや、これからでも役にたつ!
そう信じて、また次回参加したいです( ´ ▽ ` )ノ